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旅するように暮らそう!

そして、生活するように旅をしよう!起業家、岩佐大輝の記録。

同級生の林宙紀が仙台市長選に出馬したので話を聞きに行ってみたよ<後編>

高校時代の同級生、林宙紀が仙台市長選に出馬したので話を聞きにいってみたよ。

<前編はこちら>

[写真] GRA代表 岩佐(左)と林宙紀氏(右)


岩佐)さていよいよ本題。当選したら、どんな仙台をつくりたいの?仙台は大好きだし、いい町だけど、政令指定都市の中では、いまいち突き抜け感がないじゃん、残念ながら。でもポテンシャルはあると思っているんだ。起爆剤になるようなことをやってほしいんだよね。

林)これは日本全国どこもそうなんだけれど、まず解消しなければいけないのは少子化と高齢化、それに伴う人口減少。これの解消のためにどういう回答を出すかっていうのが結構大事だと思っていて。今、人口減少は避けられない、だから将来人が少なくなって、行政サービスが悪くなるとか市場規模が小さくなるとか僕らの生活水準が下がるとか、いろんな悲観的なことばっかり言われてる。こんな夢の無い国を、僕らの子供の世代が大人になった時に引き継がせたくない、と僕は思う。そもそも仙台市は人口減少を前提に街づくりをしているわけ。間違いじゃないと思うんだけど、人口減少を当たり前として捉えずに人口を増やすっていう発想はないのか、と。そういう思いが僕の中にある。

岩佐)そうだね。人口の問題が解決されればかなりの問題が解決されるよね。でもそうなるにはいろいろ踏み込まなきゃいけないよね、例えば婚外子の問題とかさ。結構タブーとされていたところに踏み込まなきゃいけないんじゃないの?

林)いろいろ切り口はあると思うんだよ。でも結局人口減少の原因って何だって言ったら少子化なんだよね。でもそれを是としていること、仕方ないと思って諦めていること自体、僕は間違っていると思っている。

岩佐)少子化問題って一番のソーシャルイシューで、何かしら対策がなされようとはしてるだろうけど、次の一手が無いって感じがするよね。



林)そう。結局今言ったことってすごく大事で。20年、30年前から少子化で人口が減るよってずっと言ってきているのに、何も対策できていないじゃない。これって何でなのって思ったら、政治家が自分の当選のことだけ考えてるから。だって子供のことを言ったって票にならないわけよ。それよりは福祉とか年金っていうところを強く厚くしていった方が、自分の票になるよね。だから子育てのための予算なんて後回しでいいんだよ、となる。選挙の時にはそうなっちゃうわけ。でもそうじゃなくて、子育てはどうする、子供を増やすにはどうするっていう話を真剣にやらなければいけないのに、国ではそういう話にほとんどならない。

岩佐)それはやっぱり選挙が絡んでいるんだよね。票の分厚いところに政策も偏りがちになるのかな。

林)そうなる。それは当然そうなる。

岩佐)でも例えその人達の票が分厚いっていっても、厚さ×年数で言ったら、薄い×年数とあんまり変わんないわけだよね。はっきり言って死んじゃうんだよね、今は分厚いけれど。僕が面白いと思うのは、これは公的な選挙ではすぐには無理かもしれないけど1票に重みをつけた方が良いと思っていて。例えば、これから30年生きていくであろう年齢の人の票数は×3とかさ。あと10年くらいの人は逆に×0.5とか。

林)それもありだよね。これは法律だから国でやるしかないけど。

岩佐)少子化の次は?

林)働く場所。簡単に言えば企業。若い人たちがこの仙台に残って働こうと思える会社。若い人たちは企業の本社に行きたくてみんな東京に行ってしまう。転勤等で仙台に来たとしても2~3年で東京に戻ってしまう。

岩佐)仙台に本店をいっぱい作らないといけないわけだ。仙台を創業の地にしたいということ?

林)そう、創業を強力に支援するということ。そのためにまず1つ目は税制。これこそ国が絡まないといけないから、まさに特区を作る必要がある。加えて、これも特区政策の一部になるけれど、創業した企業に対して会社の人数によって行政が支援をしますっていう制度が既にIT関係の業界にあるんだよ。それをITの分野に限る必要は全くないわけ。ここで雇用が作れるとしたら、どんな業界でもやっていきましょうというのが2つ目。3つ目は本店誘致っていうのがある。要は本店を仙台に移動してくれた場合、行政が支援をします、というやり方。そういうことも考えていって良いんじゃないかと思う。住環境としては仙台は良いと思うから、本店を移して仙台で暮らしてほしい。

岩佐)最高な場所だよね。街はきれいだし食べ物はおいしいし、温泉もあるし、スキーもできるし、サーフポイントもある!地方をどうやったら魅力的で強いサステイナブルな街ができるかっていうことを考えた時に、一つの切り口としてはその街に直接海外を狙えるような強烈な産業があるかどうか大事だと思う。仙台はどんな産業にポテンシャルがあるのかな?



林)仙台、あるいは宮城、東北全体でも言えるんだけど、これだけ全国的に農業に可能性を見出そうとしている中で、東北っていうのは有利だと思うんだよね。それと、まさしく自然エネルギー関係。ここで世界に通用するマーケットを作っていく。ここが消費地というよりも、ここから世界に出せるっていう状態を作っていくことが結構重要だと思う。

岩佐)農業っていうのは一つ切り口だよね。GRAがある山元町は人口1万2000人しかいないんだけど、国内外の人含めてイチゴ狩りや視察で年間約2万人の人が訪れるんだよね。際立った何かがあれば世界中から人は集まってくる。そしてその場所がハブになって、そこからエネルギーが広がっていくっていうのが必ずあると思っているんだよね。

林)そうそう。僕もずっと農林水産関係やってきたし、落選している間も輸出事業をやっていた。そうやって見てきて、農業の可能性っていうのはものすごくあると思うんだよ。空港にも仙台空港輸出組合ができたわけだし。そういうものをどんどん利用していけば、仙台は突き抜ける存在になると思う。

今全国で政令指定都市は20あるんだけど、仙台市って人口で言ったらその中の11番目。でもそれぞれの地域で代表的な都市は軒並み150万以上人口がいる。そういった意味で150万人っていうのは一つの目標になる。「150万仙台プロジェクト」はそういう理由から来ている。たぶんこの数字を達成するには30年くらいかかるんじゃないかと思っているけど、150万っていう目標を立てることで、今人口減少って言われている悲観的な見方を僕はまるっきり変えたい。それは子育て支援、少子化対策ができて、魅力的な職場も増えて、外からたくさん人が集まってくる土地になれば人口は増えていくはずでしょ?その結果として150万人になるかどうかは将来の話。でも目指していこうよと。目標が無いところに進歩なんてないから。

岩佐)なるほど。林から伝えたいことはまだある?俺のブログは読者さん結構多いからね。特別タダでいいよ(笑)

林)そうだね、さっきの政令指定都市の人口の話なんだけど。一番多いのが横浜市で370万人。その次が大阪で270万、次が名古屋で230万。札幌が200万近くいて、福岡も155万人。一方で150万人よりちょっと下なのはどこかって言うと、京都市で147万人。ちなみに仙台は108万。よくよく見ると、それぞれの地域で一番だって言われているところには150万人近く、あるいはそれ以上の人口がいることが分かる。仙台は東北で一番大きいって言われているけれど、108万人なんだよね。それに、地下鉄をちゃんと持っているのに人口100万人ちょっとしかいない都市は仙台だけ。地下鉄がある都市で且つそれが機能している都市っていうのは大体150万人以上人口がいるからね。ちょっと投資が早かったかもしれない。でも作ったんだから利用しない手は無いと思っていて。これをもっと利用できる街づくりをやっていくべきだと思う。僕は仙台市のやり方が今まで間違っていたとは言わないし、良かったとも思っている。でも仙台市には今までなかった異質な流れっていうのを持ち込んでいかないといけない。

岩佐)たくさん人が来るって面白いよね。海外の人たちの誘致ってどうなの?

林)それも一つありだよね。ただそれは選択肢の一つ。やっぱりここは仙台市民としてガラッと変わった仙台市を作っていきたいと思う。そういう意識を持ってもらうことが一番重要かなと。僕が勝てば、どこの政党とも手を組んでいない人、どこの業界とも手を組んでいない人が選挙で勝ったことになる。つまり市民の力だけで勝ったと言える。政党も業界も関係ない。市民の力だけで勝ったリーダーが仙台にいると。全国で見てもなかなかそんなことは起きないよ。

すると、「仙台市民すごいな!」って仙台は全国的に注目されるようになる。それで当選させてもらった僕がやがて結果を出すことができれば、仙台市民が新しく作ったこの流れに、国を含め日本全国のいろいろな自治体が「仙台市の真似してみよう」ってなる。そうすれば仙台がリーダーになれるよね。東北って、長らく日本の中でどこか遅れた感っていうのがあったでしょ?でも今度は、震災から6年経った東北が、日本を引っ張っていくリーダーになり得る。僕が勝つ意味はここにある。その流れを作るために、今回僕は勝ちたい。



岩佐)粋な感じだね!仙台から西の方に攻め上がっていこうよ。まさに伊達政宗だね!

林)伊達政宗公は生まれてくるのが20年、30年遅かったと言われ、その後は戊辰戦争で賊軍になり、開発も他の地域に遅れ、そんな歴史の中で仙台は今に至る。今年は伊達政宗公生誕450年の年。これを機に、今まで遅れていたと言われてきたものを反転攻勢するんだ。政宗公が取れなかった天下をここから取りにいこうと。

岩佐)面白いじゃん、それ!「150万仙台プロジェクト」は最高だね。何だかものすごくビジョナリーで、わくわくする!それで仙台の人たちの心に火が付いて、次は俺たちが主役の番だ!って思わせてくれるようなリーダーが仙台には必要。

林)今回の選挙って政策ももちろん大事。大事なんだけれど、それ以上に東北の人たちが「今度は俺たちが日本を引っ張っていくぞ!」っていうビジョンを持つっていうことが大事だと僕は思う。東北はあの震災を経験して、でもそこから東北の人たちは立ち上がったよね?あの災害からこれだけの短期間で立ち上がるなんて、なかなかできない。あれだけ耐え忍んで。

岩佐)僕は最初に震災でやられた故郷の姿を見た時、もうダメだと思ったもん。これはもう終わったと思ったよ。

林)僕もそう思った。でも立ち上がったでしょ?GRAもそうだけど、こういう先進的な会社も増えている。ピンチをチャンスに変えるってよく言うけれど、それを本気でやんなきゃいけないと思うんだ。この先200年、300年後を見据えて何かできるとしたら、それをやるべきはまさに今だと思うんだよ。

岩佐)今潮目が変わるか変わらないかの境目にあるんだよね。

林)そういうこと!僕が仙台市長選挙に出る理由は、そこにある。

終わり


林宙紀(はやしひろき)
昭和52年11月13日生(39歳)
宮城県仙台第一高等学校 卒業、ラグビー部(副将・バックスリーダー)。東京大学教育学部 卒業、東京大学アメリカンフットボール部(主将)。政策研究大学院大学(GRIPS) 修了、国際開発学コース(開発学修士)。国連開発計画(UNDP)、。地球環境ファシリティインターン、ソニー株式会社財務部を経て、ニュースキャスター・ナレーター等として民放各局にて活動。平成24年12月第46回衆議院議員総選挙にて当選(1期)、東日本大震災復興特別委員会、農林水産委員会・環境委員会に所属。

同級生の林宙紀が仙台市長選に出馬したので話を聞きに行ってみたよ<前編>

高校時代の同級生、林宙紀が仙台市長選に出馬したので話を聞きにいってみたよ。

[写真] GRA代表 岩佐(左)と林宙紀氏(右)


岩佐)林が仙台市長選にでるなんて、びっくりしたよ。林は中学時代からすでに有名だったよね。宮城県で成績は常にトップ。高校の1年2組の時に同じクラスで、そこから付き合いが始まったわけだけど、ラグビーやっててイケメンでモテまくった。まあ俺の次くらいだけどね(笑)その後、東大に入ってSONYに入社したと聞いていたけど、いつの間にかラジオDJに転身して、今度は衆議院議員。そして今度は仙台市長選に出馬。かっこよすぎるぜ。そもそもなんでこのタイミングで市長選に出たの?



林)その前にここまでの状況を言うとね。衆議院選に落選してからも当時所属していた維新の党の宮城県の責任者をやっていて、ちょうど2015年に仙台市議選とか宮城県議選があったんだよね。その時に維新から公認候補を出すということになっていたので、自分の責任としてちゃんと選挙活動をやろうと思った。その宮城県議選が2015年の11月に終わった後、この先自分は政治活動を続けていくべきかどうか、かなり悩んだんだ。悩んで、悩んで、悩んでいたんだけど、そこから半年経って民進党っていう党ができることになって。それで民進党に合流して、宮城2区の支部長になった、っていう1年間だった。

その間にいろいろあったんだよね。僕が合流する前の民主党時代の宮城2区のお金に使途不明金がいっぱい出てきて、その時責任者だった僕がその調査をやったりした。この中で僕だけが外様っていう状態でもあったし、やっぱり民主党から来られている人達と僕では考え方が違ったんだろうね。そうして恨まれもしたけど、当然、組織としては正しいことをやったと思ってる。



岩佐)要は変なカネの流れが党内にあったわけだね。それを突き止めようとして林は思いっきりやったわけだ。それは正しいよね。なかなかできることじゃないよ。恨まれるし、殺されるよね、ゴッドファーザーの世界だったら(笑)。

林)そう、正しいことをやったと思っているから後悔はしていないんだけどね。それで市長選の話なんだけど、そもそも僕がみんなの党として国政に出馬するときから、「市長選に出た方がいい」っていう話はずっとあったんだ。その流れで、「今年また仙台市長選があるから、国会議員じゃなくても地元のために市長選に出ないか」、っていう声をいろんなところから頂くようになって、いよいよ本格的に考え始めた。でもその時はまだ民進党の組織人だから、党が許可しなければ出馬できない。そんな中、4月になって前市長の奥山さんが引退することになったんだよね。

岩佐)奥山さんが辞めることになって、ざわざわしてた時期があったね、選挙には誰が出るんだと。

林)そう、ざわざわしてたんだよ。自民党は誰を出すんだ、民進党は誰を出すんだ、みたいな話になってくる。その中で、そもそも僕が政治家を目指すことになったのは、「東北の地を何とかするには政治を正さなければいけない」っていう思いから始まっているわけじゃん。

東北を何とかしようと思ったら仙台がもっと頑張ってグイグイ引っ張っていかないとどのみち東北の発展はない、であれば、仙台市に覚悟を持って決断できるリーダーがいてもいいんじゃないか、と。そういうリーダーがいれば東北はもっと変わるんじゃないかと、であれば自分がやってみたいと思ったんだ。その気持ちが大きくなっていく中で、民進党の上の人たちと相談していったんだよね。

そこで「もちろん林も選択肢の1つだ」って言ってもらっていんだけど、ただ民進党って結局民主党の名残で左翼のイメージがものすごく強いと思うんだよね。でも僕は思想的にはほぼ真ん中、むしろ若干保守に寄ってると言われている。仙台市長選に出るんだったら左翼側の人たちだけじゃなくて、当然保守側の人たちの支持も必要だと思って、まず民進党からは離党して、まっさらな状態でみなさんに選んで頂くべきだろうと思った。

そもそも仙台市長選挙なんだから、政党の意向なんて関係ないでしょ。それなのに、自民党がこの人連れてきました、民進党がこの人連れてきましたっていう政党間の争いにすること自体がおかしいんじゃないかと思っていて。僕は党県連の候補者選考委員会っていうものにも入っていたんだけれど、何かおかしいよなって思ってた。別に政策も何もないのに、この党から誰を出そうかって。こういう政策の下に、これだったらこの人にお願いしようとかじゃなくて、まず誰出す?っていう話になるわけ。

そのことにずっと違和感を持っていて。それで選考委員会を2回やったところできまったのが、「野党としての相乗りではなく、民進党として候補を出す」、それと「野党共闘はやらない」ということ。その2つしか決まっていない状況の時に、僕は市長選に出たいという気持ちが既にあって、それを民進党参議院議員の桜井さんに相談したら、「その気持ちはまだ言うな」って言われた。それで黙っていたら、いつの間にか宮城一区選出衆議院議員の郡さんが出るっていう話が確定していて、一体何だそれは・・・と。

そもそも僕が桜井さんに市長選に出たいんです、といった時に、桜井さんから「それならお前はまず民進党を離党しろ」と。離党した上で無所属でやると意思表示をして、そこに民進党が野党の1つとして支援をするという形をとるのがベストだ、という話になって。僕もそう思っていたから、離党届も準備して、いざ離党届を郡さん(県連幹事長)のところへ出しに行こうと思ったら、その日の朝に桜井さんから電話がかかってきて「郡が出るから今回お前はやめとけ」と。いやいや、ちょっと待て、ってなるでしょ(笑)



岩佐)うわー、なんだか魑魅魍魎。そういう世界で生きてくのは大変だ・・・。駆け引きの世界だな。俺の好きなゴッドファーザーの世界だ(笑)。

林)結局民進党は郡さんを出して、市長になってもらうと。そうしたら宮城1区の席が空くから、そこに桜井さんが次の衆議院選挙で宮城1区として出ると。それで1区と2区で、俺とお前で1対1で選挙やって、そうしたら勝率もあがるだろ?って話になってさ。

岩佐)前哨戦も含めて戦いなんだね。なんというか騙しあいっていうのかな。林はあまりにもピュアだからそういう駆け引きは向いていなそうだし、それがいいところなんだろうな。

林)ついでに、やらないと言っていた野党共闘もすることに決まってたしね、いつのまにか。その時に、ちょっと違うよなと。僕が思っていた政治とは違うよなと。そもそも、どこの政党がどうとかじゃなくて、市民がどう思っているかを問うために市長選があるわけで、そんな国政政党同士の争いにする意味がない、と思うんだ。そう考えた時、もしかしたらそもそも僕が民進党でやってきたこと自体もしかしたら良くなかったのかもしれないな、という思いに至って、じゃあ僕は離党するのでって言って離党した。

岩佐)潔いね。さすが。それで、晴れて無所属、新人、林宙紀として仙台市長選挙に出馬し、対抗馬は旧宮城1区の衆議院議員、郡和子さん。もう一人が、自民党が全力で支持する清月記の社長、菅原裕典さんっていうことだよね。

林)つまり、自民党対野党共闘候補っていうこと。だから共産党も含め野党として郡さんを出しますっていうわけね。

岩佐)ちなみに他の候補者の年齢は?

林)郡さんが61歳。菅原さんが57歳。

岩佐)林は39だね。やっぱりリーダーが若返るって大事だよ。この前、千葉市の熊谷さんと離したんだけど、彼なんかすごよね。僕らと同じ39歳。もちろん年配の人が悪いっていうわけじゃないけど、今のこのスピード感に、この波に乗れる人じゃないとなかなか難しいなって個人的には思っているんだよね。

林)あとは発想だね。僕らの世代と上の人の世代って考え方がちょっと違う。どちらが良い悪いっていうわけじゃなくて、今こっちの考えでうまくいかないなら発想の転換をしてみよう、っていう考え方が重要だと思うんだよね。GRAはまさしくそういうことをやっているわけでしょ。

岩佐)うん。上の世代をリスペクトしつつも、新しい発想で日本を作っていく年代に差し掛かっているんだね、僕らは!

<後編へ続く>


林宙紀(はやしひろき)
昭和52年11月13日生(39歳)
宮城県仙台第一高等学校 卒業、ラグビー部(副将・バックスリーダー)。東京大学教育学部 卒業、東京大学アメリカンフットボール部(主将)。政策研究大学院大学(GRIPS) 修了、国際開発学コース(開発学修士)。国連開発計画(UNDP)、。地球環境ファシリティインターン、ソニー株式会社財務部を経て、ニュースキャスター・ナレーター等として民放各局にて活動。平成24年12月第46回衆議院議員総選挙にて当選(1期)、東日本大震災復興特別委員会、農林水産委員会・環境委員会に所属。

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岩佐大輝

Author:岩佐大輝

1977年、宮城県山元町生まれ。株式会社GRA代表取締役CEO。日本、インドで6つの法人のトップを務める起業家。 詳細はこちら≫

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