岩佐大輝.COM

旅するように暮らそう!

そして、生活するように旅をしよう!起業家、岩佐大輝の記録。

ミラーレス一眼レフNEX-5を試す

ミラーレス一眼レフNEX-5のダブルレンズキットを購入。早速、家を出て試し撮り。偶然にも三茶の夏祭り「阿波踊り大会」が開催されており、グッドタイミング。ノンストロボの基本フルオートのパンケーキレンズで何枚か。

今回は携行性に特にこだわってNEX-5とPEN-Liteで散々迷ったが、ビッグカメラで店員さんを小一時間拘束して、散々に試す時間を頂戴し、NEX-5に決定。詳細はマイコミジャーナルあたりが詳しい。

NEX-5 ダブルレンズキット
「NEX-5」

阿波踊りのにぎわいを表現できたかどうか。今回はパンケーキレンズ一本で、暗い中どこまで頑張れるかに挑戦。阿波踊りなので色彩の評価もある程度できたかな。

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「阿波踊りストリート:出発地点から」

このような部隊が次から次に登場。祭りっていいね~!
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賑わってます!!
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歩きながらの横笛、難しそう!!
横笛の女子


といったところです。
結果、NEX-5大満足。敢えて不満点を上げれば、マニュアルモードなどはすべてデジタル画面での設定なので、一眼レフのように、スパっと設定する感覚とは違う。その分これだけ小さくなっているのだから、文句も言えないだろうけど。その他、パノラマ連写モード、手ぶれ補正などは秀逸。ムービーはフルハイビジョンで非常に綺麗。

パンケーキレンズも、ズームレンズもコストパフォーマンス高し。

しばらくは遊べそうだね!

※メーカーのホームページ

少子化と過疎化と東京タワーが2本?!

お盆に帰省した際、久しぶりに母校の小学校を車で回ってきた。あまりに過疎・少子化が進んでいたので、びっくり。まずは一枚。


稲穂と小学校
「下郷の田園地帯から小学校を望む」

御覧の通り、小学校は田園地帯の真ん中にそびえたつ。
この小学校が立っている場所は、元は江戸時代に仙台藩の最南端を守る坂元城の城跡(城主:大条孫三郎(伊達宗亮))。小学校が立つ位置は二の丸跡地。当時は城下町として繁栄していたに違いない。もう少し近づいてみる。

草の生えた校庭
「草が生い茂る校庭」

これまた御覧の通り、校庭は草だらけである。20年前には考えられなかった光景だ。それもそのはず、調べてみると1学年が平均20人位しかいないのだ!!! もっとも少ない学年では十数人。ということは、女子8名、男子9名位か!これでは、どんなに子供が元気に校庭を駆け回っても雑草を抑えるエネルギーには満たないだろう。

私たちの団塊ジュニア世代は、1クラス40名×2クラス。校庭は狭すぎると感じた。場所はもちろん奪い合いである。校庭に草は1本も生えるはずもない。

20名で6年間を一緒に過ごすと、どうなるんだろう・・・・。少なくても名前は全員覚えるし、いじめもないかもしれない。全員が全員のことを何でも知りあえる関係?!それはそれで+の効果もあるのかもしれない。しかし、多様性と刺激(競争)の中に身を置いて切磋琢磨するという現代社会を生き抜くための大切な力は養われるのだろうか。と、少々不安になってしまう。

町には働く場所が無い。小さな商店はここ20年ですべてつぶれて、近くの大型スーパーに客足は取られた。車の部品下請けの工場が幾つか立っている。しかし、そこのキャパもしれたものだ。稲作だけで農家は食べて行くことはできない。よって、若者は都会に出るしかない。

このような条件の地域は私の故郷だけでなく、全国にいくらでもあるのだろう。限界集落化(過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者)するのは、時間の問題である。何とかならないものかと町の人は皆考える。海には素晴らしいサーフポイントがあり、観光資源は0では無いが、やはり高付加価値産業が何本か育たなければどうしようもないだろう。

先日、田舎の役所で働く同級生が東京にやってきた。彼も必死で町おこしを頑張っているが、潮流に逆らうのは大変だ。高齢化率は宮城県で下から5番目。地域活性化はそう甘くない。人生に一つ課題ができた。故郷はつぶせない。


さて場所はがらりと変わり、東京へ帰ってくる。やっぱり東京は落ち着く。まさに住めば都。ブログの読者の皆さんには疾うにばれてるだろうけど、私は東京タワーオタクだ。東京タワーの骨組み一本一本、ロケーション、色、組み上がり、すべて大好き。

東京タワーと愛宕グリーンヒルズ
「東京タワーと愛宕グリーンヒルズ」

最近、時間節約のために都内の移動はすべて150CCのビジネスバイク。バイクでのろのろ走りながら、ロシア大使館のあたりでカメラを取り出し、東京タワーを狙っていると、大使館警備中の警察が近寄ってきた。明らかに職務質問で時間とられる。こっちは東京タワーを取りたいだけなのに!!
警備員「いい場所があるよ」。50メートル位歩かされた。それが以下のポイント。

東京タワーが2本!?


「東京タワーが2本!?」

彼曰く、東京タワーが二本に見えるのは、ここだけ!だと。
写真で見ると大したことは無いが、目で見るとあの大きな東京タワーが2本。
意外にダイナミックな光景なのだ。ロシア大使館近くを通った方はこの場所探してみてください!

それでは素敵な週末を~!

猫とじいちゃんと田舎に癒されたお盆でした。

暑さもいよいよピークでしょうか。盆も過ぎて少しは過ごしやすい気候になることを願います。

佐藤剛氏の元気力と生産性の研究材料として当社を使っていただいたので、12日にその結果を四谷の鳥の店で鳥の脳みそを食べながらお話しする。鳥の脳みそは複雑な味。それにもまして「ヒト」は複雑で難しい。難しいなんてもんじゃない。経営は「ヒト」がすべてであると思ってしまう。自分は早々と商人の道を選んだけれど、研究者の道を選んだ先輩、同級生に会って話すと、血沸き肉踊る。今でも憧れの職業。佐藤氏は私よりもずっと先輩だけど、その傾聴ぶり、謙虚さには恐れ入る。さすが「ヒト」の博士。

その後、東京発の最終新幹線で帰省。久しぶりに3日間近くPCを開かずに過ごす。

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ああ、この癒され感、たまらん。残念ながら猫アレルギーだから、鼻水と目のかゆみが止まらなくなるのだけれども、それをおしても猫はかわいい。

もう一枚。

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この目で見つめられると、ノックアウト。でれでれでした。

そして、90のじいちゃんを連れて、地元の花火大会へ。
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この日のために仕立てたゆかたを着て、じいちゃんを連れ出し、花火。

じいちゃん90歳。行き帰り、渋滞していたので時間たっぷり。半生を語ってもらいました。

満鉄職員として、内地を飛び出し満州で就職したこと。
満州の日本人がどれほど豊かだったかということ。
戦況が悪化して、ソ連との国境警備隊に現地徴集されたこと。
その後本土が危機になり、済州島の警備隊に異動になったこと。
じいちゃんの後に南方に引く予定だった舞台は、ソ連が参戦しほぼ全員玉砕戦死。
運がいい人はソ連に抑留されたこと。(抑留生活は死んだ方がましな位の生活だっただろうが)

(じいちゃんは運がよかったんだと・・・・)
今日が敗戦の日だったから、尚さらに響いた。

その後、引き揚げてから地元の議員に立候補した経緯(20代で・・・・)。
当選したこと、落選した苦労。

いろいろ聞くことができました。

そして母が生まれ、今自分がここにあるのがどれほど奇跡的なことなのか。
一日一日を大切にしなくてはと肝に銘じたのでした。

明日は東京に帰ろう。
明日、メールボックスは開きたくないなぁ・・・・・







プレゼンテーションZEN、セミナー体験記

プレゼンテーションZENセミナー振り返り
久々にセミナーを受講。前々から興味があったプレゼンテーションZENのセミナー。

講師は『プレゼンテーションZEN』の著者、ガー・レイノルズ氏。レイノルズ氏の(まさに)プレゼンテーションに加えて、学びを即実践スタイルで何度かグループワークもあり。いいセミナーでした。



1.全体的な感想
5時間という長丁場でしたが、ガー・レイノルズの語り・動き・スライドが見事に調和し、あっという間に時間が過ぎて行きました。素晴らしく刺激的なセミナーでした。
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(今回のハンドアウトが、私が買って持参した氏の著作そのものだったので、2冊になっちゃったんだけど、どうしてくれるんだと言ったら、「サインするよ。そうすれば1万で転売できる」と。その様子。ほんとに1万で売れるのかよ・・・。左:レイノルズ氏、右:岩佐)


2.学びの言語化

■プレゼンテーションとは
・プレゼンテーションは死ぬほど勉強するに値する。
→人を巻き込み何かを成すには、伝える力がとても重要。

・ZEN(禅)は、世界でとってもメジャー。
→日本人は禅をお坊さんとかお寺とかのイメージでしかとらえてないが、世界ではあらゆる人が現世実益のために禅の研究をしている。「シンプル・明確・整然」が禅のキーワード。

・プレゼン?ドキュメン?ハンドアウト?
→多くの人はそれを混在させようとして中途半端なものを作っている。最もよく見かけるのが、プレゼンスライドにテキストを散りばめてハンドアウトとの違いがよくわからない。そもそもプレゼンスライドは後で見て復習するためのものではない!その場の聴衆に「シンプル・予想外・具体性・信憑性・エモーション・ストーリー」を以て伝えるためのもの。最悪なのは、スライドが事前に印刷されて配られているもの。そんなのじゃ、最初から配って勉強しておいてね~と言う方がまだましだ。ハンドアウトを渡すのであれば、別に作りなさい。

※ちなみに、今回のセミナーのハンドアウトは氏の著作そのものでした・・・・・

・人間が一時に処理できる情報量には限界がある
→1枚のスライドに欲張ってあれこれ詰め過ぎると、コアが伝わらない。禅のキーワードを思い出せ。「シンプル、明確、整然」

・目と耳は違う脳を使う
→耳から入った情報と、目で見た情報では、記憶に倍の違いがある。目に見せる!

シンプルな例

テキストがどれだけ少ないか・・・・

■スライド作成のテクニック

・まずは注意点
→抑制を持て。欲張ってあれこれしゃべろうとするな。そして、コンテンツに頼ろうとしてスライドに情報を詰め込み過ぎるな。
→シンプルに作れ
→広さと深さ。1枚のスライドでそれを同時に達成しようとすると、情報過多になって何も伝わらない。抑制を以て伝えたいものを絞り込め。
→箇条書きだけはやめてくれ・・・・

・スライドを作り始める時
→まずは一人で静かにスタートしよう(この辺りがZENだよね)
→いきなりPCを使っちゃだめよ!ツールなんて後の話し。
→アナログで作り始めよう!

<手順>アナログでどうやって作り始めるか
1ポストイットを準備
2ある状態Move from(現状)をポストイット1枚に書く
3Big Idea(日本語で言うアイデアではなく、「テーマ」)をポストイット1枚に書く
4Move to ( コアメッセージ)をポストイット1枚に書く
ここまでが全体像
5シナリオをポストイットに一枚一枚書いていき、それを並べ替えてストーリーを作る。(聴衆のマインドを意識せよ!スターウォーズのように面白く)
6プレゼンの内容をまずはポストイットを使ってペンで書いてみよう。そして並べてみる。
7最後にツールで綺麗に作る。
ポストイットを使ったシナリオ作成
(ちょっと汚いけど、右ページの赤い部分がBig idea 左側がMovefrom 右側がMove to 。左ぺ-ジはシナリオ。オレンジの線が聴衆の感情の浮き沈み。この内容はワークでペアになった男性が作ったもの)

※アップルコンピューターのスティーブ・ジョブズのプレゼンなどを作っている有名なプレゼンテーション作家も上記の方法を使っている。最初からPCを開いてツールに頼るのだけはやめ!

・スライドの作成過程での優先順位
→1まずは観客を意識せよ(何のために、何を求めてる)
→2プレゼンター(あなた自身)を意識せよ(自分が何者で、オーディエンスとどのように通じ合い、どのような結果をもたらしたいか。
→3ビジュアルコンテンツ
※ビジュアルコンテンツを細かく考えるのは最後。まずは、アナログで1、2を考えるのだ。

・コンテンツのコツ
→シンプルに行け(複雑なものをシンプルにすること=クリエイティブと言う)
※決して内容が無いようという意味では無い!
→真のデザイナーはツールにとらわれない!
→良いデザインは伝えたいコアな部分に視線を集中させる
→良いプレゼンはクッキングと同じ。味付け、ストーリー、ポイントを意識せよ

■実際のプレゼンのコツ
・Keep it short
→人間の集中力には限界がある。自己満足になるなよ。

・10minuts rule
→プレゼンは最初の10分がとても大事。その時間を絶対に無駄にするな!聴衆を取りこめ!それをハネムーンタイムと呼ぶ。

・聞き手とつながる
→アイコンタクト、聴衆に背中を見せない(スライドを見ながらしゃべるの最悪)
※聴衆に背中を見せないためには、モニターが必要。PCで代用できる。

→スライドと動き、語りをシンクロさせろ!(リモコンを使ってうまく)

→絶対にワイヤレスマイク。

・プレゼン7つの原則
→1自分の存在感を示せ、2ペース配分に気を使え、3情熱を伝えろ、4聴衆と交われ、5遊び心を大切に!、6説得することを考えろ、7聴衆を参加させろ

■最後に
・何かに夢中になることだ。その情熱を伝えるのがプレゼンテーション
・大切なのは「パワポ、キーノート」じゃない。自分自身がプレゼンなんだ。だから自分を信じるんだ。自分を見せるんだ。

■レイノルズ氏の推薦図書:「今日すぐ買え!」とのこと・・・

1.ブレイン・ルール [DVD付き]

2.アイデアのちから

さっそく、ポチっちゃいました。それにしてもAmazonの「ワンクリックで明日届きます」って、究極の殺し文句だ。

■おまけ

・シンプルすぎるとこうなりますよと・・・・

(iPhone Shuffle 大爆笑しちゃいました)


以上

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プロフィール

岩佐大輝

Author:岩佐大輝

1977年、宮城県山元町生まれ。株式会社GRA代表取締役CEO。日本、インドで6つの法人のトップを務める起業家。 詳細はこちら≫

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