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そして、生活するように旅をしよう!起業家、岩佐大輝の記録。

ベンチャー企業がいつの間にか普通の中小企業になっていく理由

ベンチャー企業がいつの間にか普通の中小企業になっていく理由

今現在、中小企業と呼ばれている会社の多くは、創業時は確かに志高いベンチャー企業だったに違いない。
それがいつの間にか普通の中小企業化していってしまう。

まず、私なりのベンチャーの定義

1.プロダクトに限らず、常に何らかの新規性に価値を置く。(新規性)
2.少なくても年率20%以上の成長を前提に経営し、積極的に利益を計上する。(成長性)
3.リスクを積極的に取り、四半期程度の時間軸での赤字は問題なし。数年の時間軸では伸びている。(リスク志向)
4.クイックアンドダーティー。スピード感にあふれている。(スピード感)
5.目の前のご飯に見向きもせず、大きな収穫を目指す。(仕組み化)

そんなところでしょうか。

中小企業化は上記の裏返し化。


まず、危ないのが5番。
目の前の小さな仕事に食らいついてしまい、大物をゲットするための仕掛けづくりに時間を使わなくなる。
仕組み作りより、口銭に走る。

次に3番。
創業経営者がリスクに耐えきれなくなる。私に限らず非上場企業の創業経営者は、自らに連帯保証を課し、銀行から資金を調達する。せっかくの高い志も3年くらい経つと、保身に負けてしまう。

次に2番。
節税の罠にはまり利益を出さない構造を作ってしまう。EX)保険、過大な役員報酬。結果FCFが増えない。結果10年経営しても資本金1000万、内部留保0円というありがちなパターンに。利益からWCを補てんできないため、借入がいつのまにかとんでもなく膨らむ。

次に1番
投資にお金を割かないので、プロダクトも会社もいつの間にか陳腐化。ここで営業CFがマイナスになると、時限爆弾装置にスイッチオン。

そして4番
必要以上に慎重になり、脳みそも固まってきて、打ち手ゼロ。現状維持=現状後退の罠にはまっていく。出来ない理由を考えるようになる。


創業には何はなくても志。そして理念。ミッション、ビジョン、戦略が必要なのは間違いない。
が、しかし、志だけで食えるのはせいぜい3年。数字が付いてこなければ、創業者も従業員も心がなえる。そして志も枯れる。

一番大切なのは唯一有限の「時間」。
時間の軸は、何を考えるときにも必ず入れておかなくてはならない。
そして、経営者も従業員も優秀であればある程、「時間」=「人生」に対する意識は強い。
無駄時間に人生を投資する人はまずいない。


弊社も、あっという間に7年が過ぎ、8年目に入った。
顧客、従業員に躍動感を感じてもらえるように、ワクワクしてもらえるように。
それがもっとも大切な仕事の一つだと思っている。

審判の日は近付いている。










マインドマップ(R)の手ほどきを受けました!

先日、マインドマップ(R)アドバイザーの佐田さん(http://twitter.com/chappy1114)にマンツーマンでマインドマップを教えていただくという大変贅沢な経験をさせていただきました。しかも、場所は六本木ヒルズアカデミー。東京タワーを見ながら黙々とマインドマップを作っていくというとっても幸せな時間でした。佐田さん、大変お忙しいのに、時間を作っていただき改めて有難うございました。

さて、私のマインドマップの出来栄えはというと、20分程度でささぁーっと書いたもの(いいわけです)なので、雑多で稚拙なものですが、とにかく書いているのが楽しーんです!心が洗われます。ほんとに稚拙で不細工なマインドマップなので、見せるのが恥ずかしいのですが、恥をさらさないと成長しないので、思い切ってだしちゃいます!


myfirstmindmap


まあ、ひどいもんです。テーマは「私」。


さて、達人がいます。リンクアンドモチベーション社の大野さんです。大野さんは、新卒でLMに入社されてから間もなく当社に営業として訪問いただいたことがあり、その素晴らしい情熱に心動かされた思い出があります。大野さんが制作した「リンクアンドモチベーション社」のマインドマップを以下に。

リンクアンドモチベーション

私のとは、大違いです。うーん、字も綺麗だし、センス抜群。憧れます。

大野さんの作品をもう一枚。

モチベーションカンパニー

こちらは、LM社内のモチベーションマネジメント事業のマインドマップ。素敵すぎます。
大野さん、残念ながらコンサルチームに移ってしまい、当社の担当からは外れてしまいましたが、引き続きお付き合いいただければ幸甚です!

最後に、師匠の元オリジン東秀社長の山崎先生からいただいた直筆の手紙。

5s

こちらも、素晴らしいのです!!

手書きって本当にいいもんですね!!

徳川将軍家でも大奥に入る時に予約が必要だった!!

将軍家ともなれば、大奥(いわゆるハーレム、後宮)はいつでも使いたい時に使えるのだと思っていたが、実は予約が必要だった!!

<将軍家が大奥を利用する際のステップ>
準備段階
1.将軍→お坊主→奥の予約係(指名)
2.お相手を命じられた女性は、事前に念入りに準備し、白羽二重の下着に寝間着を着せられ小座敷へ
3.小座敷で、お年寄がお相手の女性の髪をほどき中を検分。(秘密の手紙や凶器がないかどうか)
4.別間で髪を結い直し、小座敷で将軍御成まで待機

本番段階
5.行為の最中には将軍とお相手の両脇に、既に将軍のお手が付いた女性と御坊主が添い寝をする。添い寝役は眠ることも許されず、将軍たちに背を向けて横になり、会話に耳を澄ます。女性が将軍に不当なおねだりをしないように監視する義務があったようだ。

いやぁ、さすがです。将軍、凄すぎます。

元記事をアップしておきます。

ooku.jpg


親の教育方針により、どんな自分が出来上がったのか考えてみる。

私が初めて外で働いてお金を稼ぐことをスタートしたのは小学校5年生の時でした。そこから中学3年まで5年働きました。えええええっ??!!どこで働いていたのーということになりますが、新聞配達をしていました。一日13件だけ!それでも、給料は月に6,000円ちょっとだったと記憶しています。小・中学生時分には、すごい大金でした。

なんで新聞配達を始めたの?と学校の先生に聞かれた時は、格好つけて「健康のため」とか「早起きは三文の徳」とか小学生ながらに取り繕っていましたが、実は本当に金を稼ぐ必要があったのです。というのも、父の教育方針で、親は衣食住以外のものを殆ど何も与えてくれなかったのです。(もちろんファミコンでさえも!!)

まったく、今考えるととんでもない親です。当時、そういう教育本が流行っていたのか、自分の戦後の貧乏暮らし経験を押し付けたのか、これは親が死ぬ前に、きっちりとに詰問してみようと思っていますが・・・笑

私が子供のころははファミコンが大ブームでした。それを手に入れたのは小学4年生の時でした。ファミコンでさえも、どうしても親が買ってくれなかったので、私はちょっと変わった手段で手に入れました。「物々交換」です。何と交換したかって??当時、ガムラツイストというガムがおまけで付いているシールが私の地元で流行っていました。私は偶然にもレアなボスキャラを当てることができました。そのボスキャラ1枚「いか天狗」とファミコン+ディスクシステムを物々交換したのです!今考えると異常な交換バランスです。

私は有頂天になりました。子供心にも「なんかバブルってこういうもんなのかな~」みたいに・・・・。その後、お約束通り、ガムラツイストは泡がはじけるように一気に飽きられて、廃れました。そのタイミングで、物々交換をした友人の親から私に電話が来ました。「あんた、うちの子供を騙したでしょ」えええええ!!!!って、オファーしてきたのは、あんたの息子だよ!と言い返す間もなく電話を切られ、ファミコンとディスクシステムは回収されました。バブルって怖い・・・・

新聞配達の真の目的は「パソコン購入」でした。当時日本で流行っていたPC88,98シリーズはデスクトップパソコンで30万~40万位したと思います。ハードディスクは1メガ1万円の時代でした。必死に働き、最後にはばあちゃんから少々援助をもらって、パソコンを購入。この時の嬉しさは、今でも忘れることができません。注文してから到着するまで、ドキドキして数日間、眠れませんでした。

そのパソコンで得たスキルが飯のタネになり、それから10数年後に私は会社を立ち上げることができたので、親としては教育方針大成功だと思っているのかもしれませんが、私はそう思ってはいません。

子供時代は子供を経験しないとダメ!!!!!!子供を生きないと大人にはなれないんですよ。

そろそろ私も子供を育てる立場になろうとしている年代ですが、自分が当事者になると、これは難しい。先輩お父さんには、子供はほっとけば育つよなんて言われていますけれども、自分が親になった時にどうしたらいいのか想像つかないんです。

過剰に子供にモノを与えるのは駄目ですけれども、岩佐家のように、まったく与えないのはどうなんでしょうか?人に健全に頼る力がつかないのではないでしょうか。やっぱり、相互依存(助け合い)のお勉強をするのも、子供時代の大切な時間なのではないかと思います。いずれにせよ功罪ありそうですよね。

子供は子供らしく、大人は大人らしくが大切ですね~

ちなみに、私が成人を迎えた後は、頼みもしないのに、親はいろんなものを買ってくれます。
どういう心境の変化なのか・・・

GWに3世代で中国旅行を敢行(過去ログ参照)するので、その時にいろいろ聞いてみたいと思います。そして、あと数年で死ぬであろう祖父と後十年ちょっとで死ぬであろう私の父に、母と私は今何が出来るだろうなどと考えていたら、面白い本を店頭で見つけました。

親が死ぬまでにしたい55のこと


旅行前に読む時間あるかなー。皆さん、両親の馴れ初め、しってますか?!!死んだら聞けないよ!^^


Twitterのフォロワー数とリツイート率の関係

本日、ECチャンスの光田社長とTwitterに関していろいろと対談。

ツイッター


★ツイッターの配信効率はフォロワー数を増やすよりリツイート率を高めることに力を注ぐことで飛躍的に高まる。

※条件 Aさん、Bさん以外が全員がフォロワー100人をかかえている場合。
Aさん フォロワー数:1000名 RTされ率:1% 直接配信:1000名 RTによる間接配信:10名 合計:1010

Bさん フォロワー数:100名 RTされ率:10% 直接配信:100名 RTによる間接配信:1000名 合計:1100

さらに、リツイートがリツイートを呼ぶ数を入れればネズミ算式に配信効率は高まる。もちろん、RTされることを狙ってツイッターをやると、一般の人は途端につまらなくなるからお勧めはしないが、ビジネスツイッターという視点で考えると配信効率を高めるということが必要になってくる。

さて、そのRTされ率だが、高確率でRTされているつぶやきをざーっとみていると以下のような特徴がある。

1.ビジネスの宣伝をダイレクトにしていない。
2.万人(大多数)に共通する話題。
3.私はこう思います!と、その人自身の言葉で140字に「主張」「考え」「想い」が込められている。

そう考えると、ビジネスでツイッターを使うのに、1.ビジネスの宣伝をダイレクトにできないの??という疑問が出るはずだが、そこが肝である。

ホテルサンルート札幌のツイッターhttp://twitter.com/sunroutesapporo
の運営者は
「もうお客様はターゲットではなくてパートナーと考えるべき」 byルート札幌(@sunroutesapporo)

このあたりがヒントになるのではないだろうか。ちなみにこのサンルートさんのつぶやきはかなりの人にリツイートされています。





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Author:岩佐大輝

1977年、宮城県山元町生まれ。株式会社GRA代表取締役CEO。日本、インドで6つの法人のトップを務める起業家。 詳細はこちら≫

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