2009/07/06
会社の成長ステージと社長の役割
会社の成長ステージによって、社長の役割は大きく変わります。よって会社の成長スピードが早ければ早いほど、激しく変化するのが社長の仕事。言うは易し、それに適応するのは非常に難しいのです。
当社の場合は、私が個人事業で1プレイヤーとして仕事を始め、徐々にその仕事をエスカレーションする形でメンバーが増えていきました。経営者である私の役割はプレーヤーからマネージャーへ急激に移り変わっていかなければならないはずでしたが、それがなかなか難しかったのです。
現場担当者と、現場指揮官と、作戦指揮官では、仕事の仕方も頭の使い方も全く違います。しかも、現場でのプレイヤーとしての成功体験はマネージャーとしての仕事に全く役に立たないばかりか、邪魔になることもあります。
当たり前のような事ですが、これが腑に落ちるまで何年もかかります。
理解するのは1秒ですが、経験して失敗して初めて腑に落ちるのです。
経営者だけではなく、部門リーダーも同じです。リーダーの仕事は常に過酷です。
リーダーは自らの仕事のやり方に疑問を持つことからスタートです。
自らの仕事がそれまでの1プレイヤーの仕事と全く違う事を心底理解しなくてはなりません。