2009/03/26
中国製のフル電動自転車
大学時代の友人福原君の影響で、マウンテンバイクを購入して以来、自転車にある程度こだわりを持つようになりました。(福原君は、大学時代から20万円以上もするマウンテンバイクを所持し、東京から実家の新潟まで普通に自転車で帰る筋金入りの自転車通でした。)最近、中国製の電動自転車を購入しました。

中国では排気ガスの大気汚染が社会問題になっているからか、このような自転車と原付の中間のようないわゆるフル電動自転車がかなりに普及しています。中国製のアシスト車の特徴は
1.ペダルを漕がなくてもアクセルを回すだけで走る。(フル電動)
※日本でフル電動自転車は「ペダル付き原動機付自転車」に分類され、公道走行にはナンバーの登録や免許証の所持、ヘルメットの着用、方向指示器や速度計などの整備が必要です。よって、現実的にこの自転車は公道を走ることはできません。
2.アシスト力(パワー)が日本製のアシスト自転車と比較にならないほど強力。
3.車体が異常に重い(バッテリーを取り付けると30キロ以上になり、男性でも持ち上げることは困難)
趣味で購入するのはいいですが、実用的ではありません。これから買おうとしている人はやめておいたほうが無難です(公道を走るのが合法だったとしても、日本の道路事情には合いません)。公道では走れないので、車に積んで公園などに運ぼうと思っても、一人の力では車に積むことさえできません。また、バッテリーが切れると、ペダルで自走することがほぼ不可能なほど重く、バイクのガス欠と同じ運命になります。
特に本来電動アシスト車を必要としている足腰の弱い方が、日本のアシスト車と同じような感覚で使うと、かなりの確率で怪我をするでしょう。
思慮浅く、こういう際物を購入してしまいましたが、いいお勉強でした。
やはり身軽(ノンレバレッジ)なほど有事には強い!。中国製のフル電動自転車は電池が切れたとたん、重くて全然走らなくなった。普通の自転車でさえもパンクすれば、ただの鉄の塊だ。最後に頼れるのは己の肉体のみ!(究極的には北斗の拳とかマッドマックスの世界)
それでも自転車熱は冷めず、実用的にロードバイクを購入することにします。
3月28日追記
大阪で一斉摘発がスタートしたようですね。非常に危険ですから、持っている方は保安装置を付けるか、公道で乗らないようにしてくださいね!
